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メレバンク・カフェ(18)

  • 2010年6月17日(木) 17:27 JST
  • 投稿者:
    Admin
  • 閲覧件数
    699

 

メレバンク・カフェ(18
 
日本の市場は低迷、しかしダイヤモンド価格は上昇へ
 
日本の宝飾業界は依然として低迷が続き、明るい兆しが見えない状況ですが、ワールドマーケットのダイヤモンド価格は確実に上がっています。
 

 

      メレバンク・カフェ(18
 
日本の市場は低迷、しかしダイヤモンド価格は上昇へ
 
日本の宝飾業界は依然として低迷が続き、明るい兆しが見えない状況ですが、ワールドマーケットのダイヤモンド価格は確実に上がっています。
 
2008年9月のリーマンショックでダイヤモンドは大幅に価格を下げ、2008年末には大粒のダイヤモンドは殆ど動かない状況となりましたが、中国、インドが経済的に復活するのと歩調を合わせるように2009年夏頃からダイヤ価格は底値を脱し始めました。ダイヤモンド採掘業者の採掘停止や、デビアスがサイトの原石供給量を減らしたことも効果をあげました。
 
2009年の秋から少しずつ値を上げ始めた1ctアップのダイヤモンドは2010年に入ると急激に値上がりし、毎月高くなっています。0.5ctから3ctまでの価格はほぼリーマン以前のレベルに戻しました。4ctアップのダイヤは若干リーマン以前よりは安いようですが、メレーは完全にリーマン以前の価格を上回りました。
 

メレー(1/6ct以下のダイヤを言います。「メレー」という言葉についての詳しい考察はメレバンク・カフェ(2)をご覧ください)価格の上昇はインド国内の経済問題と深く関わっています。インドのダイヤモンド産業を支えてきたのは50万人とも60万人ともいわれる研磨工でした。景気が悪くなると研磨工はレイオフされ、農業など他の産業の労働者となり、景気が回復すると再びダイヤ研磨工として戻ってくる、というパターンが長く続き、ダイヤモンド産業成長の安全弁の役割を果たしていました。リーマンショック後、米国への輸出は数カ月ストップ、逆に既輸出分のダイヤが返品される事態となり、多くの工場は一時的に閉鎖され、2008年の末には半数以上の研磨工が職を失いました。米国から返された商品の再販売が進んだ2009年春から工場は再開を目指しましたが、予想に反して研磨工は戻って来ませんでした。インド国内の経済発展の勢いは強く、賃金も上昇して研磨工にとってダイヤ産業に戻るメリットがなくなったということでしょう。研磨工賃は2割以上上がったと言われていますが、それでも戻ってきた研磨工の数は多くはありませんでした。レイオフされた研磨工は主として-2、ブラウン、ナッツ等の安価なアイテムを研磨していましたから低価格帯のアイテムは品不足となりました。しかし、安い材料は値段が上がると別のアイテムにとって代わられるという宿命を持っていますし、原石の値上がりは研磨石よりも大きいので、研磨量はリーマン以前のレベルには及ばない状況です。メレーの価格はこれから先も少しずつ上がってゆく可能性が高そうです。

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