メレバンク・カフェ(17)
インターネットや雑誌でジュエリー買取の広告が増えています。地金価格が少し下がって落ち着いてきましたが、それでもバッグや時計よりも盛んな気がします。有名ブランドのバッグや時計の中古品価格が暴落したせいかも知れません。
世界同時不況の影響をダイヤモンド業界も大きく受けています。1個石を見てみると大きい石、グレードの好い石の価格は昨年秋から急落しました。1ct、2ctの高品質のダイヤの価格は2009年に入っても下がり続けています。世界不況はまだまだ続きそうですから、当分の間キャラアップの高品質のダイヤの値上がりは難しいと思われます。同じキャラアップでもSI,ピケに関してはそこそこ需要があり、価格は下げ止まっています。
ダイヤモンドの硬度は10で地球上最も硬い物質であると言われます。これはモースの硬度計というスケールに従った表現です。モース硬度は鉱物と鉱物をこすりつけて硬度の大小を決めていますが、あくまでどちらが硬いかという相対的硬度を表しているに過ぎません。トパーズとコランダムの硬さとコランダムとダイヤモンドの硬さの差はどれくらいかというとよくわからないのです。
GIAのグレーディングレポートにカット評価が加えられて2年が経過しようとしています。この2年でGIAのカットグレーディングシステムは世界のダイヤモンド業界に完全に定着しました。そして、かつてラウンドブリリアントカットの主流であったヨーロピアンカットは市場から姿を消しつつあります。
2年くらい前の話です。トリートのピンクメレーの売込みがありました。ロシアで開発された新しいタイプのトリートメントであるという触れ込みでした。 。
久しぶりにインドに出張しました。TVや雑誌で報道されているようにインドの経済状況はすこぶる好調で、新興中産階級が消費の楽しさに目覚めた、という感じがしました。電化製品が飛ぶように売れているというのもあながち大げさではないようです。車の増加にも加速がついて、道路に車が溢れるという感じでした。それにともなって物価の上昇も急ピッチで、高級ホテル(これも日本の価格に近づいています)で食事をすると日本とさして変わらない費用がかかるようになっていました。
ブラウンのダイヤの製品が目立つようになってかなりの時間が経ちます。新聞、雑誌、テレビ等での広告を目にすることも多くなりました。今まであまり見向きされなかったブラウンのダイヤが広く使われるようになったことは、ジュエリー材料としてのダイヤの間口を広げたという意味で業界にとって意味がありました。
GIAが合成ダイヤモンドのグレーディングを始めることになった、という記事には驚かされました。合成ダイヤモンド販売業者が天然ダイヤモンド業者との公正な競争を確保するために合成ダイヤモンドのグレーディングも実施すべきであるとGIAに申し入れ、拒否すれば訴訟も辞さないと言う姿勢にGIAが折れて、合成ダイヤモンドのグレーディング・レポートを出すことになったそうです。